NES on FPGA 2005/01/09

カートリッジ

 ゲームプログラムを格納したカートリッジには下記のものが含まれます。

・PRG-ROM(Program ROM)
プログラムが格納されています。
・CHR-ROM(Character ROM)
キャラクタやバックグラウンドのパターンが含まれます。
・MMC(Multi Memory Controller)
PRG-ROM以上のROMが搭載されていたり、 NESに内蔵されたRAM以上のメモリが必要だったりする場合に追加され、 カートリッジ内のバンク切り替えなどを行います。
・拡張RAM
カートリッジによってはRAMを搭載しています。
・拡張オーディオチップ
カートリッジによっては拡張音源を搭載しています。

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▼ コネクタピン配置

ファミコン本体のコネクタを上から見た図になります。 北米版NESのコネクタとはピン数やピン配置等が異なります。

+5V
GND
データ双方向
アドレス出力
制御出力
制御入力
サウンド

VCCRFVCC: 共に5V電源。

PD0〜7: CHA-ROMからのパターンデータ入力。もしくは拡張RAMへのデータ出力。

PA0〜13/PA13: CHA-ROMへのアドレス出力。

/VRAM_CS: VRAMのCSピンへの入力。負論理によりVRAMが選択される。(CS:Chip Select)

VRAM_A10: VRAMのA10ピンへの入力。

/WE/RD: CHR-ROMもしくは拡張RAMへの制御出力。
/WE/RD動作
LHwrite
HLread
HHdisable
(WE:Write Enable、RD:Read)

GND:グラウンド。

SOUND I、O: APUで生成されたサウンドはInから出力され、 拡張音源がある場合は合成され、Outから入力される。

/IRQ: IRQ割り込み信号が入力され、 負論理によってIRQ割り込みが検出される。 IRQ割り込みを使用しない カートリッジではこのラインはどこにも接続されていない。 本体内部では、このラインはプルアップされている。

/ROM_SEL: 負論理の出力によってカートリッジ内PRG-ROMが選択される。

R/W: PRG-ROM(もしくは拡張RAM)への出力。
R/W動作
Hread
Lwrite

D0〜7: PRG-ROMからのプログラム入力。もしくは拡張RAMへのデータ出力。

A0〜14: PRG-ROMへのアドレス出力。

φ2: カートリッジへの同期出力。 この信号は、CPUへ入力されるクロック信号から数十nsほど遅延がついている。


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